旬な言葉「心が折れる」

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キューティー鈴木とか、どうしてるのかな…familymwr / Family Photos / CC BY

「旬」といいますか、個人的にへ~と思ったので。
「心が折れる」というのは、古くからある表現だと思っていたのですが、女子レスリング発の言葉だったらしい。
「心が折れる」、起源は女子プロレスの伝説の試合  :日本経済新聞
神取忍さんですか。

現在では自分の心理状態を指す言葉として使われますが、このときは相手の心を折ってやる、という攻撃的な意味で使っていたのですね。面白い。

記事にある通り、「心が折れる」という表現は芥川龍之介のときからあったようですが、こちらは頑なな心を振り向かせる、という意味。そしてさらに唐時代の杜甫が漢文で「平生心已折 行路日荒蕪」という表現をしているようです。こちらはまさに挫折の意味。整理すると…

●唐の時代、杜甫「心が折れる」→挫折
●大正時代 芥川「心が折れる」→気持ちをこちらに向かせる
●1987年 神取「心を折ってやる」→(骨の代わりに)心を砕く
●現在 一般人「心が折れる」→挫折

結局一周りしていまはもともとの用法になっている(笑)というかやっぱり古くからあったのでは?というオチ。まあ、レトリックとして普遍的ですものね。緊張していたものがポキンと折れる、というのはとてもナチュラル。杜甫さんだって、今の人だって、同じ気持なんですよ。

旬な言葉「土用の丑」

日本のダ・ビンチという人も。
日本のダ・ビンチという人も。

土用の丑の日は、夏に不人気になるうなぎの販売促進として、平賀源内よって仕掛けられたというのは有名です。

でもそれが約250年後、不人気どころか絶滅する事態にまでなるとは源内さんでも見通せなかった。

クジラやイルカを捕獲すると邪魔しに来る人たちは、実際に絶滅しそうな魚類のために暴れればいいのに、と思う。

うなぎは知性が低いから関係ない?誰もお金を出さないからメリットない?

地球にやさしく、とか言ってる人も、うなぎにやさしくしているのを聞いた試しはない。実際に絶滅しそうな生き物のために活動するのが最優先だと思うけどどうなのだろう。ペットボトルのフタを集めるヒマがあったらね。結局ファッションなのでは?と思ってしまう。

僕は、一生食べられなくてもいいから、うなぎが絶滅しないで欲しいと思います。

平賀源内 – Wikipedia

旬な言葉「じぇじぇじぇ」

A Week in Tokyo 78
Danny Choo / Foter / CC BY-SA

国民的方言になりつつある「じぇじぇ」。じつは岩手県の一市町村の、それも一部地域だけの方言だったようです。
【ニュース『深・裏・斜』読み】「じぇじぇじぇ」ブームに見る方言考 表現豊かな「文化遺産」+(1/3ページ) – MSN産経ニュース

それって、もしかしたらホントに仲間内だけの「くちぐせ」だったんじゃない?という気もします。

それはそれで「じぇじぇ」なんですけど(笑)。テレビの影響力ってスゴイですね、という相変わらずのお話。

旬な言葉「熱中症」

暑い夏は水遊びがいちばん。
暑い夏は水遊びがいちばん。

今日(2013年7月11日)に全国で熱中症で病院に搬送された人は1266人。そのうち3人死亡。お気の毒です。この文明の時代に暑さで亡くなるなんて・・・。今年は梅雨明けも早くて過去最高に暑かった2010年を上回るかも、と言われてます。

それにしても、僕の小さい時は熱中症なんて言葉もなかったし、暑さで病院に運ばれる人なんて耳にしなかったけどなあ・・・と思い、調べてみました。
図録▽熱中症死亡者数の推移
やはり年々増加傾向にあるようです。リンク先では、理由として高齢者が増えたからでは、としていますがどうなのでしょう。

中学生のとき(うん10年前)は部活動で水飲むな!なんてみんな暑さでバテバテになりながら炎天下グランドに出てましたね。あの指導は誰が行ったものなのでしょう?死人が出なくて本当によかった。というかどこかでは出ていたのでしょうね。お得意のもみ消し。あの「水飲むな」は日本のスポーツのレベルをかなり下げたと思います。責任者出てこいと言いたい。

それと、他に呼び方なかったの?とも思う。まあ、ピント外れでもないんだけれど、「◯◯に熱中する」という立派な(どちらかというといい意味の)熟語があるので、いまひとつ深刻な感じがしない。酷暑病とかちょっと深刻な響きの名前にすれば、もっとみんな予防的に動くのではないかしら。

それにしても、夏は始まったばかり。とにかくみなさま、暑さにはくれぐれもご注意下さい。

大人の言い替え10選。

ずいぶん久々の更新になってしまいましたが、何事もなかったように進めたいと思います。

今日はモノは言いよう、という話。大人たるもの、空気を読みながら言いたいことを言う技も必要です。手短に10例ほどご紹介しますね。

「太っている」・・・男性に対しては大柄、貫禄、恰幅、という言葉がありますね。女性に対してはそもそも触れてはいけません(笑)
「鈍感」・・・マイペースだねという言い方も最近ではちょっとネガティブイメージかな?自然体とか、おっとりしている、ぐらいか。
「地味」・・・ナチュラル、とかシンプルとか横文字にしちゃいましょう。
「狭い」・・・ムダがないとか、コンパクトとか、これも横文字に。
「臆病」・・・慎重派とか謙虚とかですね。
「老けている」・・・男女とも落ち着きがある、という言い方で。
「無愛想」・・・クール、無口、なんていうと、ちょっとカッコよくなりますね。
「飽きっぽい」・・・多趣味、好奇心旺盛、ということにしてしまいましょう。
「しつこい」・・・粘り強いとか、根気がある、ということなのでしょう(笑)
「普通」・・・定番、なんていう便利な言葉があります。

こうしたいい意味での言い換えは、コピーライティングの初歩テクニックでもあります。小手先といえばそうなのですが、まあ、日常生活でも役立つので覚えておいて損はないです。お試しを。

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