書籍はデータをセット販売するといいのに。

どうしてこのアイデアが実現化されないのか不思議でしょうがない。僕以外にも絶対誰かが思いついているはずなのですが。
 

【紙とデータダウンロード権のセット販売】
 

書籍は、店頭で紙の本が販売されるときに、データのダウンロードの権利付きで販売します。

ダウンロードできるのは、店頭の書籍を買ったユーザーのみ。書籍にID(シリアルナンバー)がタイプしてあって、クレジットカードの番号とそのIDのセットでダウンロードが許可されるしくみ。その同一セットでないとその後ダウンロードできません。iTunesのシステムに乗っかるとかでもいいかもしれない。ダウンロードそのものはもちろん無料。アマゾンからの購入でももちろん可。

立ち読みとかでIDナンバーが先にわかってしまう問題はスクラッチにするとか、レジでシールをはがすとか、あぶり出しにするとか(笑)なんとでも解決できる話。

紙の書籍を買った人が優先的にデータを手元に残せるしくみです。特に大量に買う人ほどメリットあります。そのあとは友人にあげるとかブックオフに流すとか自由に。本を裁断してしまう自炊よりよっぽどスマートで資源の浪費感もないし、自炊ニーズがあるのだから商売的に失敗するとも思えない。実質的な購入単価が下がり、保管場所の心配も減るので、本の販売自体が増えるのは確実です。

中古本市場も刺激されてそちらの業者も悪い気はしないと思うのですが、どうなのでしょう。というか一刻も早い実現を望みます。

新聞の電子版は、文体を変えるといいかも。

新聞の文体は、「だ・である」調です。
紙面の物理的な制約があるから、なるべく短い文章で済むようにそうなっているのだと思います。
電子版になってもレイアウトも同じ、本文も同じ、という場合が多いようです。

しかし個人的には、電子版は語尾を「です・ます」調に変えるといいかも、と思ったりしています。WEBは文章量の制約は無いのですから。

「だ・である」は断言口調です。上から目線な感じがします。その居丈高な感じを受け入れにくいと思っている人は多いのではないでしょうか?

池上彰さんが人気なのは、分かりやすいだけでなく、あくまでも辛抱強く、上から目線にならないように気を付けているからではないでしょうか。新聞も子供新聞がいちばん分かりやすいです。

それにどんどん世の中の動きが速くなって、すべての事象は途中経過という感じです。昔は新聞社が一番速かったのです。しかし現在はそうではない。
速さで敵わなくなった部分を、「丁寧さ」でカバーすれば、それを支持したい人はそれなりにいると思うのですが・・・。

そんなわけで新聞に限らず紙メディアが電子化するときには全般的に「です・ます」に変えるといいと思う。感覚的な話で申し訳無いですけど。語尾変えエンジンでも開発すればそう大した手間でもないと思うし。