新聞の電子版は、文体を変えるといいかも。

新聞の文体は、「だ・である」調です。
紙面の物理的な制約があるから、なるべく短い文章で済むようにそうなっているのだと思います。
電子版になってもレイアウトも同じ、本文も同じ、という場合が多いようです。

しかし個人的には、電子版は語尾を「です・ます」調に変えるといいかも、と思ったりしています。WEBは文章量の制約は無いのですから。

「だ・である」は断言口調です。上から目線な感じがします。その居丈高な感じを受け入れにくいと思っている人は多いのではないでしょうか?

池上彰さんが人気なのは、分かりやすいだけでなく、あくまでも辛抱強く、上から目線にならないように気を付けているからではないでしょうか。新聞も子供新聞がいちばん分かりやすいです。

それにどんどん世の中の動きが速くなって、すべての事象は途中経過という感じです。昔は新聞社が一番速かったのです。しかし現在はそうではない。
速さで敵わなくなった部分を、「丁寧さ」でカバーすれば、それを支持したい人はそれなりにいると思うのですが・・・。

そんなわけで新聞に限らず紙メディアが電子化するときには全般的に「です・ます」に変えるといいと思う。感覚的な話で申し訳無いですけど。語尾変えエンジンでも開発すればそう大した手間でもないと思うし。

伊能忠敬を大河ドラマに。

先日千葉県香取市佐原に行きました。日本地図で有名な伊能忠敬の地元で、彼の旧宅、記念館もあります。

49歳まで佐原で商家を営み、それから天文暦学を学んで最後は全国測量という一大国家事業のリーダーへ。

少年時代の一家離散から伊能家に婿入りし、地元に貢献し苗字帯刀が許されるまでになった佐原時代だけでもドラマチックなのに、隠居後に19歳年下の恩師と出会い幕府も動かして日本全国測量の旅へ。

しかし彼の死後になってやっとできた地図も、時代に翻弄され極秘資料扱いに。シーボルト事件や焼失などの不運もあり、歴史の間に埋もれた形になるが、実は列強からの植民地化を防ぐ防波堤の一部になっていた・・・。

はっきり言って平清盛よりぜんぜん面白いと思う。

佐原とは縁もゆかりもない僕ですが、そんなわけで伊能忠敬を大河ドラマにする運動の勝手サポーターになりたいと思います(笑)

それと、こういう過去の偉人をもっと教える教育をするべきだとも思います。8月だからというわけでもありませんが、先人がいたからいまがある、ということを、みんなつい忘れがちになるからです。

中年の星、忠敬。ほんと、元気がない今の日本にこそ求められるストーリーなんだと思います。

伊東家のTシャツのたたみ方。

アメブロのほうでいまだに検索が多いのでこちらにも再掲。

まだの方はちょっとマジックを見ている気分になれることうけ合いです。

視聴回数400万回はダテじゃない(笑)

いまはこうしてネタ探しも楽になったのだし、また再開しないかなあ。なんか事情があるんだよなあ。

iPadの面白い使い方を考えてみた。

(※2012.4.14.追記:検索からこのページに来られた方へ。この記事はiPadが発売される以前に書かれたものであることにご注意ください。個人への普及に懐疑的なことを書いていますが、これはハズレ。でも電子書籍がいまいち普及しないという予想は見事に当たっています(^^ゞ)

ここから2010年2月の記事・・・・・・

iPad
これは面白いiPadのスタンド

photo credit: Veronica Belmont via photopin cc

なんだかiPadに文句ばかりいってるみたいなこのブログですが、電子出版とか、今騒がれている使い方は無理筋では???と思っているだけです。

入出力のインターフェイスが無さ過ぎ(カメラもない)、自宅に無線LAN設置必須なので、個人利用はハードル高いなあと思うのですがどうなのでしょう?家で使うなら、料理のレシピが表示されて、キッチンでもどこでも見られる、というのはアリだと思います。クックパッド&iPad(笑)。でもやっぱりお金持ち向けな感じ。

そこで今日はiPadの面白い使い方を考えたいと思います。

単純に考えて、技術的にはいまのケータイとかiPhoneでできるけど、表示が大きいといいのになあ、ということがあれば、それはiPadの出番、ということになると思います。それぞれの施設が保有して貸し出す、というのがいいかなと。iPhoneと違ってカンタンに盗まれるような感じでもないし。

まず、飲食店のメニューに使うといいなあ、と思います。飲食店向けのソフトを作ってインスコすればいい。

本日のオススメ料理とか、お酒のメニューと食べ物のメニューとかが例のアクションで切り替わるのは、なかなかの体験だと思います。利用者個別の履歴が残っていて、例えば前回飲んだワインがこれで今回はこれがオススメとか、逆に今月人気ナンバーワンの料理はこれ、とか、手書きでやってもいいんだけど、デジタルだと集計がスピーディで信ぴょう性がある感じでいいでしょ。

同じように、映画館で貸し出して字幕スーパーが出るとか(これはiPhoneでやってる映画館があるみたいですね)、美術館、博物館で貸し出して、展示物の詳細な解説が表示されるとか。

特にいまメディア芸術祭もやってますけど、美術館ではインタラクティブな見せ方ができて表現の幅が広がる気がします。

大規模スーパーで、カートとiPadがセットになっていて、入り口で全体のオススメ、エリアごとにお肉のオススメとか、アレルギー物質を使っていない商品の提示とか、売れ筋とかを表示すればいい。お客さん全員に貸与は無理なので、iPad会員(会費徴収)にして貸し出す、かな。電子マネーとポイントをぜんぶパッケージにした顧客囲い込みITソリューションを作れたら、スーパーにも人が戻ると思いますけど。当然デパートにも応用可能ですよね。

もっと何かないかな…1:人が集まる公共性の高い場所で、2:日替わりあるいは個人個人で情報更新、3:ユーザーが歩き回るようなところ、で使うといいような気がします。

病院の受付でiPadを渡されて、診察科の案内、事前の問診(症状)の記入、薬局の場所、渡される薬の説明などなど、待ち時間を有効に使って様々な説明をインプットするのにもいいですね。

あと銀行とか待ち時間が発生するものは、iPadで情報提供するのはいいような気がします。

もちろん、病院や銀行だけでなく上記全ての例で、コスト的にどうかはぜんぜん考慮していないので悪しからず。

でもファミレスのオーダーシステムがiPadだ、なんていうと、それだけで行きたい気がするのですがどうですか?いまの店員さんがピッピッて入力するやつと、じつはそんなに変わらないコストでできそうな気がするのは、まさに気のせいでしょうかね…。