iPadの面白い使い方を考えてみた。

(※2012.4.14.追記:検索からこのページに来られた方へ。この記事はiPadが発売される以前に書かれたものであることにご注意ください。個人への普及に懐疑的なことを書いていますが、これはハズレ。でも電子書籍がいまいち普及しないという予想は見事に当たっています(^^ゞ)

ここから2010年2月の記事・・・・・・

iPad
これは面白いiPadのスタンド

photo credit: Veronica Belmont via photopin cc

なんだかiPadに文句ばかりいってるみたいなこのブログですが、電子出版とか、今騒がれている使い方は無理筋では???と思っているだけです。

入出力のインターフェイスが無さ過ぎ(カメラもない)、自宅に無線LAN設置必須なので、個人利用はハードル高いなあと思うのですがどうなのでしょう?家で使うなら、料理のレシピが表示されて、キッチンでもどこでも見られる、というのはアリだと思います。クックパッド&iPad(笑)。でもやっぱりお金持ち向けな感じ。

そこで今日はiPadの面白い使い方を考えたいと思います。

単純に考えて、技術的にはいまのケータイとかiPhoneでできるけど、表示が大きいといいのになあ、ということがあれば、それはiPadの出番、ということになると思います。それぞれの施設が保有して貸し出す、というのがいいかなと。iPhoneと違ってカンタンに盗まれるような感じでもないし。

まず、飲食店のメニューに使うといいなあ、と思います。飲食店向けのソフトを作ってインスコすればいい。

本日のオススメ料理とか、お酒のメニューと食べ物のメニューとかが例のアクションで切り替わるのは、なかなかの体験だと思います。利用者個別の履歴が残っていて、例えば前回飲んだワインがこれで今回はこれがオススメとか、逆に今月人気ナンバーワンの料理はこれ、とか、手書きでやってもいいんだけど、デジタルだと集計がスピーディで信ぴょう性がある感じでいいでしょ。

同じように、映画館で貸し出して字幕スーパーが出るとか(これはiPhoneでやってる映画館があるみたいですね)、美術館、博物館で貸し出して、展示物の詳細な解説が表示されるとか。

特にいまメディア芸術祭もやってますけど、美術館ではインタラクティブな見せ方ができて表現の幅が広がる気がします。

大規模スーパーで、カートとiPadがセットになっていて、入り口で全体のオススメ、エリアごとにお肉のオススメとか、アレルギー物質を使っていない商品の提示とか、売れ筋とかを表示すればいい。お客さん全員に貸与は無理なので、iPad会員(会費徴収)にして貸し出す、かな。電子マネーとポイントをぜんぶパッケージにした顧客囲い込みITソリューションを作れたら、スーパーにも人が戻ると思いますけど。当然デパートにも応用可能ですよね。

もっと何かないかな…1:人が集まる公共性の高い場所で、2:日替わりあるいは個人個人で情報更新、3:ユーザーが歩き回るようなところ、で使うといいような気がします。

病院の受付でiPadを渡されて、診察科の案内、事前の問診(症状)の記入、薬局の場所、渡される薬の説明などなど、待ち時間を有効に使って様々な説明をインプットするのにもいいですね。

あと銀行とか待ち時間が発生するものは、iPadで情報提供するのはいいような気がします。

もちろん、病院や銀行だけでなく上記全ての例で、コスト的にどうかはぜんぜん考慮していないので悪しからず。

でもファミレスのオーダーシステムがiPadだ、なんていうと、それだけで行きたい気がするのですがどうですか?いまの店員さんがピッピッて入力するやつと、じつはそんなに変わらないコストでできそうな気がするのは、まさに気のせいでしょうかね…。