伊能忠敬を大河ドラマに。

先日千葉県香取市佐原に行きました。日本地図で有名な伊能忠敬の地元で、彼の旧宅、記念館もあります。

49歳まで佐原で商家を営み、それから天文暦学を学んで最後は全国測量という一大国家事業のリーダーへ。

少年時代の一家離散から伊能家に婿入りし、地元に貢献し苗字帯刀が許されるまでになった佐原時代だけでもドラマチックなのに、隠居後に19歳年下の恩師と出会い幕府も動かして日本全国測量の旅へ。

しかし彼の死後になってやっとできた地図も、時代に翻弄され極秘資料扱いに。シーボルト事件や焼失などの不運もあり、歴史の間に埋もれた形になるが、実は列強からの植民地化を防ぐ防波堤の一部になっていた・・・。

はっきり言って平清盛よりぜんぜん面白いと思う。

佐原とは縁もゆかりもない僕ですが、そんなわけで伊能忠敬を大河ドラマにする運動の勝手サポーターになりたいと思います(笑)

それと、こういう過去の偉人をもっと教える教育をするべきだとも思います。8月だからというわけでもありませんが、先人がいたからいまがある、ということを、みんなつい忘れがちになるからです。

中年の星、忠敬。ほんと、元気がない今の日本にこそ求められるストーリーなんだと思います。